指宿方面からのドライブ旅、続いて向かったのは鹿児島県南九州市の「知覧(ちらん)」エリアです。
知覧といえば特攻隊の歴史や武家屋敷が有名ですが、今回は史跡と城郭巡りも兼ねた充実のルートを辿ってきました!
まずはスタンプを求めて「ミュージアム知覧」へ
最初の目的地は「ミュージアム知覧」。なぜここに来たかというと……お目当ては「続日本100名城」のスタンプです!
スタンプ帳にしっかりと「知覧城」の証を刻みました(今回は時間の都合でミュージアムの中には入りませんでした)。
平和への祈り。知覧特攻平和会館へ
スタンプを押した後は、すぐ近くにある「知覧特攻平和会館」へ向かいます。
館内は基本的に撮影禁止ですが、ロビーと「零戦展示室」のみ写真撮影が許可されています。
昭和55年(1980年)、鹿児島県甑島(こしきしま)沖の水深約35メートルの海底から引き揚げられた機体です。35年間も海中に沈んでいたため前半分だけの無残な姿ですが、20ミリ機銃や13ミリ機銃の装備など当時の姿をありのままに伝えており、言葉を失うほどの強いメッセージを感じました。
いざ、国指定史跡「知覧城跡」へ!
特攻平和会館で歴史の重みを感じた後は、車で5分ほど移動して、いよいよ本日のメインイベントである国指定史跡「知覧城跡」へ向かいます。
知覧城は、鹿児島ならではの「シラス台地」を巧みに利用した中世の巨大山城です。いざ登城!と意気込んだものの……写真を見ておわかりの通り、結構な山道を登ります。足元に気をつけながら、息を切らして進んでいきます。
「枡形虎口(ますがたこぐち)」の看板を発見!……しましたが、草が生い茂っていて、現状ではどこがどう枡形になっているのかちょっとわかりませんでした(笑)。それもまた、手つかずの自然が残る中世城郭の醍醐味ですね。
知覧城の独特な構造「群郭式」とは?
さらに進むと「蔵ノ城跡」に到着し、詳しい説明書きがありました。
知覧城の面白いところは、南九州特有の文化である「群郭式(ぐんかくしき)」という造りになっている点です。一つの大きな城の中に、「本丸」やこの「蔵ノ城」など、独立した小さな城(曲輪)がいくつも並んで構成されているんです。
約2万年前の火砕流でできたシラス台地は、雨水で削られやすく深い谷ができます。知覧城は、その深い谷をそのまま高低差30メートルもの巨大な空堀として利用した、まさに天然の要塞でした。
急な山道でかなりきつい行程でしたが、ようやく「知覧城址」の立派な石碑に到着!達成感もひとしおです。
ちなみに、知覧城跡の全体像がわかる詳しい説明板は、麓(ふもと)に設置されていました。
知覧城は、1615年の「一国一城令」よりも前の1600年前後に火災で焼失し、そのまま実質的な廃城となりました。石垣を積まない土と崖だけの中世の姿が奇跡的に残っている貴重な城跡です。廃城後、武士たちは麓に集められて暮らすようになり、それが現在観光地として有名な美しい知覧武家屋敷群へと繋がっているそうです。歴史のロマンを感じますね!
史跡好きはもちろん、自然の中をトレッキングしたい方にもおすすめの知覧城跡。訪れる際は、歩きやすい靴と水分補給の準備をお忘れなく!
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